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Inosensor ES Devkit 製品マニュアル

Last updated at Posted at 2020-10-26

Inosensor ES Devkit

製品名:Inosensor ES Devkit
外形寸法:60mm×71.5mm×9mm
重さ:16グラム
入力電圧:2.0V~3.6V
送信周波数:923.104〜923.296MHz
受信周波数:922.2MHz
搭載:押しボタンスイッチ×1、アンテナ×1、Sigfox無線モジュール(IFS-M01)
外部インタフェース:接点入力×2、UART、GPIO、I2C
付属品:電池ボックス、ゴム足、ピンヘッダー(大、小)

img-inosensor-ES-Devkit.jpg

製品特徴

  1. Sigfox無線モジュールIFS-M01を搭載しています。
  2. Uplink送信時に約23mA(Typ.)を実現、低消費電流で利用できます。
  3. Sigfox Devkit対応、Devkit登録で、1年間の無償利用ができます。
  4. 内蔵ソフトを利用して、IoT機器を作成できます。
  5. SDK対応で、ソフトウェアの開発が可能です。

※IFS-M01:Sigfox通信において更なる低消費電力を追求するために、STマイクロエレクトロニクス社製の超低消費電力Sub-GHz無線ICであるS2‐LPを日本で初めて採用したSigfox無線モジュール。

購入情報

Inosensor ES Devkit:販売ページ

接点入力用のハーネスも、あわせて購入できます。

接点入力用ハーネス:販売ページ
Inosensor ES Devkit & 接点入力用ハーネスセット:販売ページ

付属品詳細

付属品名 個数
電池ボックス(単3×2) 1個
ゴム足 4個
ピンヘッダー(大) 1個
ピンヘッダー(小) 1個

使い方

①Sigfox Devkitの登録
公式ウェブサイト( https://buy.sigfox.com/ )から、製品登録を行ってください。
製品のDevice IDとPACは、裏面のステッカーに記載されています。

Inosensor ES Devkitを使ってみた! ①(購入〜Devkit登録編)

②付属品の取り付け
ショート防止用のゴム足を裏面に貼り付けてください。ケースに入れる場合は不要です。
その後、電池ボックスをCN1に取り付けて、電池(新品のアルカリ電池)を入れてください。

Inosensor ES Devkitを使ってみた! ②(付属品の取り付け編)

③動作確認
電池を入れると、自動的にデータ送信(電源投入通知)を行います。その後、LEDが消えたら準備完了です。本体搭載の押しボタンスイッチを作動させると、Sigfoxサーバーに信号が送られます。

Inosensor ES Devkitを使ってみた! ③(はじめてのSigfox通信編)

ケースについて

タカチ電気工業様のケース「LC115H-M2」(単三×2本用)、「LC115H-F2」(単四×2本用)が使用できます。必ず電池2本用のケースをご使用ください。

※本製品の下部を折ってカットすることで、製品のサイズを小さくすることができます。「LC115H-M2」(単三×2本用)を使用するときは、カットしてご使用ください。

電池について

新品のアルカリ電池を使用してください。充電式の電池では、電圧が足りないため、正常に動作しない恐れがあります。

LEDについて

LEDは、データの送信中に点灯・点滅します。IInosensor ES Devkitがデータを送信する時間は約30秒です。その間に発生した送信指示は無視されます(ボタンを連打しても、押した数だけデータが送信されないのは、このためです)。

送信データについて

電源投入時及び、本体のボタンが押された時に、Sigfox通信を利用してメッセージが送信されます。

# 送信文字列の例
011e01000101010000000000

この文字列は、24文字のHEX(16進)になっています。
Inosensor ES Devkitでは、先頭から2文字ずつを1バイトのデーターとしてあつかいます。

# 24文字の文字列を2文字ずつにわけて、12個のデーターとします。
01-1e-01-00-01-01-01-00-00-00-00-00

先頭から[0]、[1]、[2]...として以下解説します。

[0]
内部ファームウェアのバージョンを表します。現在は、「01」固定です。
※例の場合は、"01"を10進数に変換→1→バージョン1

[1]
データ送信時の電圧を10倍した値です。電池などを電源に使っている場合、残りの容量がわかります。
※例の場合は、"1e"を10進数に変換→30→30/10=3.0→3.0V

[2]
イベントの種類を判別するための値です。
"00" → 通常のイベント
"01" → 電源投入

[3]
イベントの発生元を判別するための値です。
"00" → 電源投入
"01" → 接点入力(CN4)
"02" → 接点入力(CN3)
"03" → 押しボタンスイッチ(SW1)

[4]
データ送信時に、接点入力(CN4)がOFFになっているかの値です。
"00" → ONになっている
"01" → OFFになっている

[5]
データ送信時に、接点入力(CN3)がOFFになっているかの値です。
"00" → ONになっている
"01" → OFFになっている

[6]
データ送信時に、押しボタンスイッチ(SW1)がOFFになっているかの値です。
"00" → ONになっている
"01" → OFFになっている

※[4]〜[6]の値を見ることで、データ送信時の各入力の状態を見ることができます。例えば、スイッチを長押しすることで[6]が"00"になっているデータを送信することができます。

[7]-[11]
未使用("00"固定)

SDKの利用について

SDKを利用することで、Inosensor ES Devkit で動作するプログラムを作成することが可能です。

Inosensor ES Devkit 用 SDK(IFS-M01 SDK)ダウンロードページ

※SDKの利用(プログラムの転送など)には、CN2,CN5を使用します。製品内臓のピンヘッダー(大、小)を事前に本体に、はんだ付けしておく必要があります。

※SDK利用時に、ST-LINK/V2とInosensor ES Devkitを接続するための、接続ケーブルを用意する必要があります。

接続ケーブル配線図

SDK利用時に、ST-LINK/V2とInosensor ES Devkitを接続するケーブルの配線図です。

CN2 ST-LINK/V2 CN3
1 - 3.3V 1 - VAPP
2 - SWCLK 9 - TCK_SWCLK
3 - GND 4 - GND
4 - SWDIO 7 - SWDIO
5 - NRST 15 - NRST

技術資料

・寸法図(詳細)
Inosensor_ES-寸法図.png

・ピンアサイン
スクリーンショット 2020-09-15 14.51.35.png

参考リンク

購入情報

Inosensor ES Devkit:販売ページ
接点入力用ハーネス:販売ページ
Inosensor ES Devkit & 接点入力用ハーネスセット:販売ページ

製品マニュアル

Inosensor ES Devkit 製品マニュアル

チュートリアル

初級編

Inosensor ES Devkitを使ってみた! ①(購入〜Devkit登録編)
Inosensor ES Devkitを使ってみた! ②(付属品の取り付け編)
Inosensor ES Devkitを使ってみた! ③(はじめてのSigfox通信編)
LPWAって本当にローパワーなの!? Sigfox端末(Inosensor ES Devkit)が本当に低消費電力か測定してみた!

中級編

Inosensor ES Devkitを使ってみた! ④(Sigfox CallBacks入門編)
Inosensor ES Devkitを使ってみた! ⑤(接点入力用ハーネスを使ってみよう!)
Inosensor ES Devkitを使ってみた! ⑥(位置情報活用編)
Inosensor ES Devkit にオムロンの振動センサ(転倒センサ)を接続してみた!

上級編

Inosensor ES Devkit 用SDK(IFS-M01 SDK)に挑戦!①(開発環境編)
Inosensor ES Devkit SDKに挑戦!②(ケーブル編)
Inosensor ES Devkit 用 ファームウェア(IFS-M01-FIRM)の書き込みに挑戦!
Inosensor ES Devkit 用 ATコマンドファームウェア(IFS-M01-FIRM-AT)を使ってATコマンドに挑戦!

リンク集

Inosensor ES Devkit 関連リンク集(随時更新)

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